糖尿病の食事療法

糖尿病の食事療法

 

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糖尿病は、それだけでは自覚症状はありません。

 

しかし、放置していると、糖尿病の三大合併症のほかに、心筋梗塞や脳梗塞などを発症してしまうので、注意が必要です。メタボ健診などで、糖尿病を発症していることが分かったら、合併症を引き起こさないよう、きちんと食事療法を続けましょう。

 

 

糖尿病のための治療で、食事療法は基本となります。

 

食事療法には「食品交換表」「カーボカウンティング」の2つの食事療法があります。

 

 

食品交換表

 

エネルギー制限をしながら、栄養バランスを取ります。
同じような栄養素を含む食品を6グループに分け、それぞれのグループから栄養を選んで摂取し、栄養バランスを保ちます。

 

 

カーボカウンティング

 

日本では比較的新しい食事療法です。しかし、世界ではすでに、多くの国が採用している食事療法です。
カーボカウンティングのカーボとは、炭水化物の英語である、カーボハイトレードの略語です。

 

炭水化物の摂取量をコントロールすることにより、血糖値を管理します。

 

カーボカウンティングでは、炭水化物15グラムを1カーボとして、毎食後との摂取量を調整します。
ただし、大阪市立大では、炭水化物10グラムを1カーボと定義しています。

 

 

糖尿病のための食事療法を始めるときは、自分により合う方を選びましょう。

 

 

 

食事交換表に向いているタイプ

 

食事交換法は、栄養バランス、カロリー制限を重視した方法です。減量が必要な人、バランスの良い食事に関する知識が不足している人は、こちらが適しています。

 

減量の必要のない人には、食品交換表による食事療法は不向きです。すでにバランスの良い食事をしているときも、同様です。

 

血糖値が不安定だったり、集中的に血糖値を管理したい人にも、向きません。

 

 

 

カーボカウンティングが向いている人

 

血糖値に大きな影響を与える、炭水化物の量をコントロールする食事療法です。減量の必要がない人や、すでにバランスの良い食事をしている人は、カーボカウンティングがおすすめです。

 

カーボカウンティングは、血糖値管理を重視しています。

 

糖尿病腎症、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症の3大合併症の予防に役立ちます。 

 

イギリス、アメリカ、オーストラリアなどでは、「グリセミクインデックス(GI)」という食事療法がスタンダードです。
カーボカウンティングは、炭水化物の摂取量に焦点を当てた食事療法です。

 

しかし「グリセミックインデックス」は、同じ炭水化物のなかでも、血糖値を上げやすいもの(GI値が高いもの)と、上げにくいもの(GI値が低いもの)を分けて考えます。
GIによる食事療法は、バランスの良い食事や、カーボカウンティングについての知識がある人に適しています。

 

GIを使用する場合は、グリセミックロード(GL)も理解しておく必要があります。

 

 

 

糖尿病の食事療法で、理想は一般的な栄養バランスの良い食事をしながら、血糖値をコントロールすることです。

 

そのために役立つのなら、どの食事療法を試しても構いません。

 

食事療法はあくまで手段であり、その結果として得られる血糖値の安定こそが大切なのです。

 

 

 

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